住宅の外壁をサイディングにしたい!サイディングリフォームの費用とメリット・デメリットを解説!

「サイディング」というものをご存知でしょうか?

サイディングとは建物の外壁に使われる外壁部材や外壁工法のことを言い、現在、日本の新築住宅の中でも使われる割合が最も多くなっています。

サイディングの特徴は、他の外壁よりも初期費用が安く耐久性が高いことなどが挙げられ、今のサイディングには様々なカラーやデザインが施されたものがあります。

そのため、今では既存の外壁からサイディングへリフォームする人も多く、家の外壁の見た目や耐久性を大きく変えることができます。

そこで今回は、「サイディングリフォームの費用が知りたい!」「サイディングは聞いたことあるけどよく分からない!」という人に向けて、サイディングリフォームに掛かる費用やメリット・デメリットを紹介していきます。

 

サイディング外壁とは?

まずはサイディング外壁の概要を見ていきましょう。

「サイディング外壁」とは、サイディングボードという板状の外壁部材を住宅の外壁に張り付ける外壁工法の一種です。

サイディングは日本の新築住宅の7~8割を占めているほど需要が高く、今では最もポピュラーな外壁素材となっています。

日本のサイディングに使われているサイディングボードは主に工場などで造られています。

原材料はセメント質と繊維質を混ぜ合わせたものになり、それを高温高圧で焼き固め、さらに表面にはガラス処理されてあるのが一般的なものになります。

 

日本の外壁は少し前まではモルタルが主流でしたが、モルタルの場合には現場での作業工程や完全乾燥までの時間が長く完成するまでには時間が掛かっていました。

一方、サイディングの場合では工場で完成されたサイディングボードを張り付けていくだけなので完成するまでに時間が掛かりません。

また、サイディングボードの種類は「窯業系」「樹脂系」「金属系」「木材系」などがあり、色合いやデザインも様々なものがあります。

 

サイディングリフォームの費用とは?

続いてサイディングリフォームをする費用を見ていきましょう。

今回は30坪(外壁120㎡)の家を例にとって費用を紹介していきますが、その際のサイディングの費用は100~150万円が相場となります。

その内訳は施工費用(人件費)、材料費(主にサイディングボード)、コーキング(シーリング)、足場、撤去・処分(張替工法の時)といった費用となります。

 

施工費(人件費)は30~50万円

どのようなリフォームでも施工費用(人件費)は必ず発生しますが、施工費用は総工費用のおよそ3割と言われています。

そのため、30坪の家の場合のサイディングの施工費用は30~50万円程度になります。

見積もりを取ってみて、「取付工事費」と記載されてあるものが一般的にはサイディングリフォームの人件費ということになります。

人件費は施工業者によって様々なので、複数の施工業者に見積もりを取ることをお勧めします

 

サイディングボードは36~120万円

サイディングリフォームの材料費は主にサイディングボードの費用になり、ボードの素材の違いによって費用が異なっています。

先ほど紹介した通りサイディングボードの種類は主に「窯業系」「金属系」「木材系」「樹脂系」の4つがあり、費用は外壁の面積とそれぞれのサイディングボードの1㎡あたりの単価によって算出されます。

それぞれのサイディングボードの1㎡あたりの単価と特徴は以下のようになります。

 

窯業系サイディングボード……1㎡あたり4,000~6,000円

窯業系サイディングボードはサイディング外壁の中でも一番人気で、安価な割に耐用年数が高く、カラーやデザインも多種多様なものがあります。

また、セメントが主に原料となっているので防火性にも優れています

窯業系サイディングを使った場合の費用は1㎡あたり4,000~6,000円が相場になるので、120㎡の外壁であれば48~72万円が材料費に掛かることになります

 

金属系サイディングボード……1㎡あたり3,000~4,000円

金属系サイディングボードは、アルミやステンレスなどのメッキ処理された金属版に断熱材が裏打ちされてあるサイディングボードになります。

他の素材のサイディングボードよりも費用が安く、金属板なので軽くてひび割れのリスクが低くなっています。

金属系サイディングボードの費用は1㎡あたり3,000~4,000円が相場になるので材料費は36~48万円ということになります。

 

木材系サイディングボード……1㎡あたり5,000~8,000円

木材系サイディングボードは、マツやスギといった木材を素材にしたサイディングボードになり、窯業系サイディングよりもやや高めの費用となっています。

木材系サイディングボードのメリットは、木の風合いを外壁に出せることが主になり、他の住宅外壁にはない独特の味を出すことができます。

ただし、木材が素材になっているため防火性や耐久性などは費用が高い割にはあまり優れておらず、サイディングのなかでも木材系サイディングボードはあまり人気がないのが現状です。

木材系サイディングボードは1㎡あたり5,000~8,000円が相場なので、60~96万円の材料費となります。

 

樹脂系サイディングボード……1㎡あたり8,000~10,000円

樹脂系サイディングボードは、塩化ビニールなどの樹脂を使っているサイディングボードになりプラスティックのような質感が特徴です。

上記のサイディングボートに比べると費用はやや高くなっていますが、樹脂が素材となっているので色落ちやサビの心配がなくメンテナンスの費用もあまり掛かりません

樹脂系サイディングの費用は1㎡あたり8,000~10,000円が相場なので、材料費は96~120万円が材料費となります。

 

コーキング(シーリング)は10~15万円

コーキングとはサイディングボードの目地の隙間を埋める作業のことで、主にシーリング剤というゴム製のペーストを使いながら目地を埋めていきます。

コーキングに掛かる費用は1㎡あたり800~1,300円が相場になるので、120㎡の外壁全てのコーキング費用は9万6,000~15万6,000円ということになります。

コーキングの作業はサイディングやタイル外壁などでは必ず行う作業になり、主に雨水の侵入を防いだりサイディングボードの“ずれを防ぐ効果があります。

シーリング剤の耐用年数は7~8年ほどが目安となるので、サイディングリフォームを施した場合には定期的にコーキングの補修が必要となります。

 

足場は13~16万円

外壁工事やリフォームを行う場合には、高所作業を伴うため事前に足場を組む必要があります。

そのため、サイディングリフォームの費用の中には足場を設置する費用が掛かります。

足場の費用は足場の面積によって変わり、家の外壁の面積に対して50~60㎡ほど足した値が足場のおよその面積になります。

外壁の面積が120㎡の家の場合には、足場の面積はおよそ170~180㎡ということになります。

足場の1㎡あたりの単価は800~900円が相場になるので、120坪の家の足場の費用は13万6,000~16万2,000円ということになります。

 

サイディングのメリット・デメリットとは?

最後にサイディングのメリットとデメリットを紹介していきます。

 

サイディングのメリット

・初期費用が安い

・耐久性や耐火性に優れていている

・職人の技術に左右されにくい

 

サイディングのメリットは何と言っても、他の外壁より費用が安いことでしょう。モルタル外壁やタイル外壁よりも3割程度は安くなっています。

また、耐久性や防火性も優れているため、コストパフォーマンスも高いです。

その他にも、サイディングは工場で成型されたボードを張り付けるだけなので、現場の職人さんの技術によって外壁の完成度に差が出にくいのもメリットです。

 

サイディングのデメリット

・コーキングのメンテナンスが必要

・反りや膨張などの変形のリスクがある

・サイディングボートによっては安っぽく見えてしまう

 

一方、サイディングのデメリットは、目地のコーキングのメンテナンスが必要なことや、モルタルに比べるとランニングコストの費用がやや負担になってしまうことが挙げられます。

そして、コーキングのメンテナンスを怠ってしまうと、サイディングボードの反りや膨張などの変形を起こしてしまう可能性があります。

また、サイディングボードのデザインも優劣があり、あまり品質が良くないものだと外壁全体が安っぽく見えてしまうというデメリットもあります。

 

サイディングのリフォームのまとめ

30坪の住宅のサイディングリフォームの費用は、およそ100~150万円が相場となっています。

外壁塗装によるリフォームの費用は70~100万円が相場なのでサイディングによるリフォームの方が費用はやや高いですが、古くなった外壁の場合にはサイディングによるリフォームの方が塗装よりも耐久性や防火性を高めることができます

また、外壁タイルのリフォームの費用は200~300万円とかなり費用は高くなるので、費用と耐久性のバランスを見てもサイディングリフォームはオススメになります。

 

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